家族が仲良くできる秘密の方法

冷静な時は、それを言ったら自分が損をすると分かっているのですが、腹が立つとつい言ってしまいますよね。

同様に、そんなことをしたら、後で自分が困るだけだということでも腹立ち紛れにやってしまいます。

例えば赤穂浪士なら、浅野たくみのかみが吉良上野介に腹を立て、刀を抜いてしまったばっかりに、本人は切腹、浅野家五万石は取り潰しとなり、多くの人を路頭に迷わせました。

そこまで大きなことでなくても、 家庭内の小さなことでも、約束を破ったとか、捨てるはずのゴミを捨てていないとか、腹が立つと、それまでの人間関係を焼き払い、不幸な結果が待っています。

一体どうすればいいのでしょうか?

悪人ばかりだとケンカにならない

あるところに、ケンカばかりしている家族がありました。
ところが、隣の家からは、一度も大きな声で怒鳴っている声が聞こえてきたことがありません。

そこで、恥をしのんで、
「お宅は、大きな声がきこえてきたことがありません。
それはどうしてですか?」
ときいてみました。

すると、
それは、あなたの家は、善人様ばかりだからでしょう。
うちは、悪人ばかりだから、ケンカにならないのです

と言うのです。

それを聞いて、さっそく腹が立ちました。
……そんな皮肉を言わなくてもいいじゃないか。
こっちが恥をしのんできいているのに──

その時、家の奥から、ガッシャーンと音が聞こえてきました。
お嫁さんがあわてて床に置いてあった茶碗を、足にひっかけて割ってしまったのです。

すると、お嫁さんは、
「あらおかあさん、私の不注意でお母さんの大切な茶碗を割ってしまいました。
申し訳ありません」

「いやいや、お前が悪いのではないのだ。
私がすぐに片付ければいいのに、後回しにして、ずっと出しておいたから悪いのだ。悪かったのう」

「いえいえ、私が悪いのです」

それを聞いた男は、うちはどうかと考えてみると、自分の家内なら、おかあさんに対して、
「あんたがすぐに片付ければいいのに、何か他のことばかりのろのろやっていて、後回しにしているからでしょ」
と姑いびりをします。

それに対して、おかあさんは、
「おまえが注意力散漫で割っておいて、何だそれは」
と当然反論して、二人とも、お隣さんのように、
「自分が悪かった」とは一言も言いません。

「なるほど、お隣さんは、みんな悪人ばかりだ」
と、ケンカにならない理由が分かったそうです。

腹立ちの原因

一体なぜ腹が立つのでしょうか。

原因は、
自分が正しい
という心です。

自分が正しい、自分が正しいと出るからぶつかるのです。
「自分が悪かった」
とひっこめば、ケンカにはなりません。

私が正しい。
私は頑張っている。
どうしてこんなに一生懸命やっているのに、私はうまく行かないんだろう?
あの人はそんなに頑張っていないのに、楽して すごくうまくいっている。要領がいい。
こんなふうに思っているから腹が立つのです。

では一体どうすればいいのでしょうか?

腹を立てない方法

それには「心の方向転換」が大事なのです。

「私が正しい」ではなくて
「私が間違っていました」
自分の非を認めると、そこから、
「申し訳ありませんでした」
が出てきます。

自分の間違いを認めて、詫びている人に、腹を立てようと言う人はありません。

「私はこんなに頑張っている」ではなくて
「皆さんが頑張っておられる」
そのように、方向転換しなければなりません。

そのように方向転換したら、腹は立ちません。

「私は正しい」という所に立っていたら、向上もありません。
「私は間違っていました」
というところに向上があるのです。

心の方向転換をする3つのステップ

では、心の方向転換をするにはどうすればいいのでしょうか?
3ステップで考えて見ましょう。

ステップ1

まず、少し余裕を持って、相手と自分を、第三者のAさんとBさんに置き換えてみましょう。

ステップ2

次に、なぜAさんは、Bさんが腹を立てるようなことをしてくるのか考えて見ましょう。

必ずAさんには、何か事情があります。

Aさんの立場に立って、事情を理解すれば、腹立ちが薄れます。

ステップ3

そしてBさんは、なぜ腹が立つのか何が気に入らないのか考えてみましょう。

これを少しでも考えてみれば、怒りは太陽に照らされた雪のように消え失せてしまうものです。

いたずらに、我を通して怒り狂うのは愚の骨頂です。
実際、大変後悔することになります。

これは、現実には大変難しいことですが、お互い努力いたしましょう。

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